はじめに
日本は毎年約2万人が自殺しているという深刻なストレス社会に直面しています。
多くの人々が毎朝泣きそうになりながら出勤し、仕事が辛くて逃げ出したいと感じることも少なくないのではないでしょうか?
この記事では、自衛隊の教官である下園壮太さんの著書
『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』
に基づき、心の疲れを軽減するための具体的な方法を自分なりに紹介していきます!
無理をしてはいけない
自衛隊の訓練では、銃や車両の整備において「適切な道具を使い、決して無理に力を加えない」という教えが重要視されています。
これは人間にも当てはまります。
無理を続けると、「うつ病」や「自殺」という形で心が壊れてしまいます。
他人と比べるな
多くの人が、同僚や上司の大変そうな働きぶりを見て「自分も頑張らなければ」と感じます。
しかし、他人と比べることで自分を追い込むのは大きな間違いです。
真面目な人ほどこの罠に陥りやすく、結果的にうつ病を発症しやすいのです。
他人と比較してしまう癖をどうやって直せばいいですか?
他人と比較することを意識してやめ、自分のペースで仕事や生活を進めることを心がけましょう。
自分自身の努力と成長に目を向けることが大切です。
努力でなんとかなるという考えの落とし穴
子供時代は努力すれば結果がついてくることが多かったため、成功体験が積み重なりました。
しかし、大人になると不平等な社会に直面したり、努力だけでは超えられない壁が存在します。
自分の限界を認め、無理をしないことが重要です。
無理をすると起こること
無理を続けると、まず体に異変が現れます。具体的には以下のような症状が出ます
- お腹が痛い
- 眠れない
- 食欲がない
- 笑わない
- だるい
次に、人間関係に問題が生じます。
イライラが増し、友人との会話が愚痴や不安ばかりになります。
さらに行動にも影響が出て、
- お酒やタバコの量が増えたり
- 甘いものを過剰に摂取したり
最終的には心に異変が起こり、うつ病となってしまいます。
心の疲れをとるために今すぐできることは何ですか?
まず、自分が無理をしていると感じたらすぐに休むことが大切です。
深呼吸をして、リラックスする時間を持ちましょう。
他のメンタルケア方法に関しては、下記記事でまとめてます!ぜひ参考にしてください!
短期の目標を追わない
短期目標は一時的なモチベーションを高めますが、長期間続けると疲労が蓄積します。
例えるなら、
3000mの距離を100m全力ダッシュを30回やるのと、3000メートルをほどほどのペースで走り続けるのでは疲れが全く違うのが想像できるかと思います。
長期的な視点を持ち、無理のないペースで目標を追うことが大切です。
短期目標を立てることは本当に悪いことですか?
短期目標はモチベーションを高める効果がありますが、長期間続けると疲労が蓄積します。
バランスを保ち、長期的な視点も持つことが重要です。
動と静のバランスを保つ
肉体労働をしている人は休日に体を動かさない「静」の活動を、
事務作業をしている人は体を動かす「動」の活動をすることで、
動と静のバランスを保ち、ストレスを解消することができます。
どのようにして動と静のバランスを取ればいいですか?
自分の仕事の内容に応じて、休日の過ごし方を変えることが大切です。
肉体労働の場合は静かな活動(映画鑑賞、読書、サウナなど)を、
事務作業の場合は体を動かす活動(スポーツ、登山、遊園地デートなど)を取り入れましょう。
時間で疲労をコントロールする
大体の人は、疲労が溜まっていても、自分で気付けいないことが多く、疲労を感じにくい人も少なくありません。
そのため、時間でしっかりと管理することが重要です。
時間管理の具体的な方法は何ですか?
仕事や勉強の終わりの時間を決め、その時間になったらたとえ途中でもやめて休むことが重要です。
これにより、疲労の蓄積を防ぐことができます。
無理しなくても生きていける
会社を辞める決断をするのは難しいですが、無理を続けて体を壊すよりも、自分の身を守ることが大切です。
無理をしないために会社を辞めるのは正しい選択ですか?
健康を第一に考えることが大切です。
会社を辞める決断が必要な場合もありますが、社会保障や生活保護などの制度を利用しながら、自分の身を守ることが重要です。
まとめ
心の疲れを取り、健康な生活を送るためには、
自分に無理をさせず、バランスの取れた生活を心がけることが大切です。
他人と比較せず、自分のペースで生活を進め、無理をしないことを意識しましょう。
自分の健康が何よりも大切です。
もっと詳しく具体的に知りたいという方は
心の疲れをとる技術 自衛隊メンタル教官が教える (朝日新書) 下園壮太を読んでみてください!
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